パウロヴィッチの穴
くろパパ咽頭癌確定からの ”平成のアダムスファミリー”271日間。

咽頭癌との9ヶ月。のはじめに

 
こんにちは。上海蟹大好きくろうさです。




 
つい先日の2007年1月末。

 
くろうさ最愛の父「くろパパ」が逝去しました。

 
私自身にとっては、あまりにも突然で早すぎる父親の死であります。

 
 


 








3人兄妹の末娘として産まれた私は、両親の溺愛を受けて育ちました。

 
お姫様として扱われたはずなのに、2人の兄達よりも男気があり(笑)

 
いつも親にくっついて歩いていたせいか

 
社会への興味が旺盛であったため、通常、子が親から授かるであろう

 
教育・教養・礼節 そして父の心髄でもあった「言葉」に関しては

 
常に兄たちよりも先に、そして詳しく教えを給わってきたもので

 
その辺の教養や筋のカケラもないアホな殿方よりも

 
少しだけまともに成長できたワケです。

 
そして私もまた父を溺愛(?)してきたのです。


 
 


 
病により倒れ、61年間の人生を全うするまでの9ヶ月間は

 
術後のどうにもならない苛立ち。肺転移による予後の悪さ。

 
再建した食道の不能。脳転移による半身不随に記憶障害・・・と

 
ほとんどの時間を病室で過ごした父でした。

 
ただ彼の「生きよう」とする姿が今でも目に焼き付き

 
「生きたい」と願う彼に何もできなかった自分と家族への戒めと
 
 
最期まで人の心に響く生きざまを見せてくれた父への感謝を込めて

 
くろパパ闘病記を綴ることにしました。

 
 


 
まだ私自身、父の想い出を言葉にして語るのが辛い事も多々あり

 
更新が滞ることもあるかもしれませんが

 
誰に臆することもなく、正々堂々と生きてきた自慢の父への想いを

 
読んでいただけたら幸いです。父もコッソリ読んでたりしてね( ̄m ̄*)



 


 
くろうさ












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《くろうさ》

くろうさ

上海生活3年生。専業主婦。


父。

《くろパパ》

くろうさの最愛の父親。

 

2007年1月逝去。61歳。

生前は経営コンサルタントに従事。

 

登場人物

《マヨ》

  くろうさダンナ 上海リーマン

 

《くろママ》

  くろうさ母親 乳ガン歴2回

 芸術家 着物デザイナー

 

《バカ兄》

  くろうさ3兄妹長兄 某出版社勤務

 

《ダメ兄》

  くろうさ3兄妹中間兄 某ベンチャー勤務

 

《おやびん》 元勤務先病院理事長

 

《姐さん》 元勤務先病院直属上司Dr.

 

 

用語解説

《パウロヴィッチ》

くろパパのカトリック洗礼名が「パウロ」

だったことから、なんとなく。

 

《穴》

くろパパの咽頭癌摘出後

喉仏の下、ちょうど両鎖骨の間に

直径約4cmほどの穴が作られ

肺と直結して呼吸をしていた、その穴。

 

《咽頭癌》

鼻の奥から喉にかけて位置する器官で

場所により上・中・下と分類されるが

くろパパは喉の部分の下咽頭癌。

 

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