パウロヴィッチの穴
くろパパ咽頭癌確定からの ”平成のアダムスファミリー”271日間。

Dr.からの電話


父の電話から何日か後の夜。2006年2月中旬。
 






 
日本で私が勤めていたN病院の理事長から国際電話が入る。
 
理事長(通称おやびん)は内科医であり、腎臓の権威であります。
 
電話のあった、この日の午前中
 
 


パ> 喉が腫れて、風邪っぽい と父が訴え、受診した際に
 
 

理> 心臓の事もあるし、念のため大きな病院で診てもらいましょうか。
 
 


と、電車で15分ほどのワリと近くにあるJ医大病院医療センターを紹介したとのこと。


※ 父は2001年末に心疾患が分かり、以前は隣市のK市立病院で検査・投薬を受けていたものの症状が安定したので2005年からはN病院で薬を貰っていました。近所でしたし、理事長夫妻とは家族ぐるみでのお付き合いもあったので多少のワガママが通りやすかったのです。




 
 
 
上記は、建て前上の処置で
 
実際に診察したおやびんは、その尋常ではない喉の”硬い腫れ”に敏感に反応し
 
耳鼻咽喉系もしくは気管支系専門医のいる病院を父に紹介したのです。


 
 





 
私との電話口で、おやびん曰く
 
 

普通の腫れではない。悪性良性あるけれども 腫瘍 だと思われる。
どちらにしても早急な対応が必要。
 

 
 

おやびんは J医大医療センターの診察を可能早期で3月上旬に予約してくださいました。
 
この時から、私の中で何かが音を立てて崩れ始めていたのは間違いない。




 
 
 
 



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テーマ: - ジャンル:心と身体

コメント

お父様のご冥福お祈りいたします。自分も昨年母親を食道ガンで亡くしました。どうにもならない憂鬱な日々だったことはとても理解できます。自分はただ毎日狼狽えるだけで何もできなかったのが、今でも悔やまれます。病院をたらい回しにされた母親の時と重ね合わせて読みました。今でも立ち直れないマザコン男です。
【2007/02/09 15:54】 URL | 幸之助 #-
e-247幸之助様

コメントありがとうございます。
お母様が昨年亡くなられたということで
今でもきっと辛い想いをなさってらっしゃいますよね。。
マザコン万歳です!私は超ファザコンです!!
いつになれば闇から解放されるのかは定かではありませんが
ゆっくりでいいと思うので、お互いにがんばりましょうね。
よろしければ、また遊びにいらして下さいませ。
【2007/02/13 17:27】 URL | くろうさ #-

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ムスメ。

《くろうさ》

くろうさ

上海生活3年生。専業主婦。


父。

《くろパパ》

くろうさの最愛の父親。

 

2007年1月逝去。61歳。

生前は経営コンサルタントに従事。

 

登場人物

《マヨ》

  くろうさダンナ 上海リーマン

 

《くろママ》

  くろうさ母親 乳ガン歴2回

 芸術家 着物デザイナー

 

《バカ兄》

  くろうさ3兄妹長兄 某出版社勤務

 

《ダメ兄》

  くろうさ3兄妹中間兄 某ベンチャー勤務

 

《おやびん》 元勤務先病院理事長

 

《姐さん》 元勤務先病院直属上司Dr.

 

 

用語解説

《パウロヴィッチ》

くろパパのカトリック洗礼名が「パウロ」

だったことから、なんとなく。

 

《穴》

くろパパの咽頭癌摘出後

喉仏の下、ちょうど両鎖骨の間に

直径約4cmほどの穴が作られ

肺と直結して呼吸をしていた、その穴。

 

《咽頭癌》

鼻の奥から喉にかけて位置する器官で

場所により上・中・下と分類されるが

くろパパは喉の部分の下咽頭癌。

 

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